スマート・サイエンス・スクール(SSS)
理工系に興味関心がある中学生を対象として、1つの研究テーマに取り組む、群馬高専オリジナル研究体験プログラムです。
実験や体験ができる機会はあるけれど…
もっと本格的な装置を使って実験をしてみたい…
などと思ったことはありませんか?
SSS では、理工系の分野に興味を持った中学生のみなさんに
1. 実験・研究を通して、理科は面白い・楽しいということを実感してもらうこと
2. 群馬高専のキャンパスで専門学科の先生方と最新の実験装置を使って一緒に科学に触れてもらうこと
3. みなさんが将来進みたい分野を考えるヒントになること
4. 群馬県の産業や地元企業に関心を持ってもらうこと
を目的に、平成25年度にスタートしました。
群馬高専の機械工学科、電子メディア工学科、電子情報工学科、物質工学科、環境都市工学科の専門5学科が一緒になってSSSを開校します。
それぞれの専門分野に触れるとともに、科学の先端装置をみなさんの手で、実際に動かしてみましょう!
SSSが終わる頃、きっと新しい世界が広がり、また次のステップに進みたくなりますよ!!
実施報告
開校式(2025年7月26日開催)
本日SSSの開校式を実施しました。今年度の参加者は32名です。
これから12月の成果発表に向けて、各テーマで研究体験をしていきます。
機械工学科のテーマ「自分だけのロボットハンドを設計しよう!」は1回目の講義を行いました。
物質工学科:蛍光タンパク質と放射線の反応をみてみよう!(2025年8月25日開催)
概要:蛍光タンパク質は、細胞の様子を生きたまま観察できる、光を当てると蛍光を発するタンパク質です。放射線は手術・薬物治療と並ぶがん治療の3本柱の一つとして、がん細胞を効果的に叩くのに有用です。本テーマでは、さまざまな色の蛍光タンパク質を調製し、放射線を当てるとどういう反応が起こるかをみてみましょう。タンパク質の取り扱いや正しい放射線についての知識を学ぶことができます。
担当教員:安西高廣、深澤永里香
参加者:9名(うち女子生徒4名)
8月25日(月)に第2回目の講義を実施しました。第1回目の講義でそれぞれ精製した5種類の蛍光タンパク質を、「電気泳動」というタンパク質をサイズによって分離する実験を行って観察し、目的の蛍光タンパク質が調製できたことが確認できました。
お問い合わせ
群馬工業高等専門学校 総務課 研究協力係
- メール:kenkyu@gunma-ct.ac.jp
- 電話:027-254-9023