入試Q&A
高専の教育の特色は何でしょうか? | |||||||||
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科学技術の分野では知的好奇心が旺盛な10代の時代から、いわば英才的な技術者教育を計画的に行うことが大変効果的と言われています。高専では5年間の一貫した教育方針の下、専攻科も含めると7年間、低学年の時から専門科目の基礎教育を始めます。そして実験・実習などの体験型学習を重視し、科学技術の基礎知識や理論に関する学習と体験型の学習とによる相乗的な教育を行うことに大きな特色があります。 また高専では、入学した人を学生といい、先生を教授・准教授・講師・助教といいます。高専の先生はそれぞれの専門分野の研究者でもあり、そのほとんどが、博士の学位を持っています。そのような教員スタッフが第1学年の段階から教えていることも大きな特徴です。 |
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高専にはどのような人が向いていますか? | |||||||||
高専では低学年から数学や理科の授業が多く、これらの知識をもとにして専門科目の授業が進められます。このため、数学や理科が好きな人が向いているでしょう。実験やものづくりの好きな人もよいと思います。このほか国際化社会の技術者として活躍するために、英語が大切となりますので、英語も好きな人がよいでしょう。また、高専は比較的自由な校風なので、生活面では自己管理できる人でなくてはなりませんし、学習面でも積極性・自主性が求められます。そして何より、日本を支える科学技術者となって世界で活躍したいという希望に燃えていることが大切。 | |||||||||
電子メディア工学科と電子情報工学科の違いを教えてください。 | |||||||||
電子メディア工学科は電気・電子に比重を置いた学科で、通信、エネルギー、電子材料等を先端的科目として学ぶ学科です。 電子情報工学科は、コンピュータを中心に作る・つなぐ(電子の部分)と使う・考える・活かす(情報の部分)学生を育てることを目標としています。 |
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混合学級について教えてください。 | |||||||||
1、2年生の各クラスは、すべての学科の学生が均等に混ざった構成になります。学科の垣根を越えて友人が得られるため、学生たちに好評です。 | |||||||||
転学科制度について教えてください。 | |||||||||
学科を変更したいとの学生の希望に応えるため、2年・3年次への進級時において、学業成績に基づき転学科を認める制度があります。 | |||||||||
卒業後の進路について教えてください。 | |||||||||
高専を卒業してから、もっと勉強したい学生のために、大学3年へ編入学する道があります。編入学試験は、一般の入学試験と異なり、毎年6~8月頃に行われます。各大学は独自に試験を実施するので、日程が重ならない限り、複数の大学を選んで受験することができます。本校卒業生の主な編入学先の大学は「卒業生の進路」の表のとおりで、進学希望者はほとんどが現役で合格しています。また、高専専攻科に進学し、さらに高度な教育や研究の指導を受けることもできます。専攻科修了後に大学院に進学する学生も多く、その大学院進学状況も「卒業生の進路」の表にまとめていますので、参照してください。 本校卒業生の就職状況は良好で、希望者の全員が就職しています。昨年の求人倍率は約53倍であり、卒業生は本人の希望する会社等へ就職しています。初期の高専卒業生の中には、すでに大企業でも管理職になって活躍している人もいますし、また、海外で活躍している卒業生もたくさんいます。 |
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入学検定料(受験料)や学費について説明してください。 | |||||||||
国立高専の入学検定料(受験料)、入学料(入学金)、授業料は、法令で定められています。令和3年度の場合は、下表のようになります。
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授業料免除ならびに奨学制度について説明してください。 | |||||||||
4、5年生及び専攻科生は、令和2年4月より始まった高等教育の修学支援新制度の対象となります。この制度では、授業料の減免(授業料と入学料の免除または減額)と給付型奨学金(原則返還が不要な奨学金)の2つの支援があります。 世帯の収入や学業などの要件に合う学生が支援の対象となり、給付型奨学金の対象者は授業料等の減免対象者となり、選考の上、授業料の全額、2/3または1/3が免除されます。 1~3年生については、高等学校等就学支援金が支給されますので、授業料は概ね半額となりますが、平成26年度入学生より「所得制限」が導入され、一定以上の収入がある世帯(年収910万円程度)では、就学支援金が支給されないこととなりました。一方、新たな制度の下で、所得の状況によって就学支援金の加算がなされます。 また、経済的理由により学資の支出が困難な学生には、選考の上、独立行政法人日本学生支援機構から奨学金が貸与されます。この場合は、経済的理由のほかに、人物・学業ともに優れていることが条件です。なお奨学金の種類と貸与月賦など、詳しくは募集要項をご覧ください。 |
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学生寮について説明してください。 | |||||||||
群馬高専には、男子寮と女子寮があります。定員は男子寮105名、女子寮38名の計143名です。
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バイクの運転免許の取得や服装などの規則はどうなっていますか? | |||||||||
高専は、言ってみれば高校生と大学生が同居している学校ですから、高校に比べるとかなり自由です。本校では、バイクなどの運転免許については、取得を制限していません。原動機付自転車や自動二輪車(ただし125cc以下に限る)、自動車による通学は、交通機関の状況や通学距離などを考慮して、一定の条件のもとに許可しています。ただし、1年生には許可していません。また本校には制服はありません。通学時には本校学生としての品位を損なわないよう留意し、見苦しいものや不潔なものであってはならないと定めています。 | |||||||||
課外活動について説明してください。 | |||||||||
中学生の生徒会に相当するものとして、高専には学生会があります。学生会は学生によって自主的に運営されているもので、5月には全学年を対象とした学生総会が開かれます。各クラブはこの学生会に所属していますが、本校には以下のようなクラブがあります。本パンフレット「クラブ活動」も参考にしてください。
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学園祭や体育祭などの行事がありますか? | |||||||||
本校では、体育祭と盛大な学園祭である「工華祭」とを隔年ごとに交互に開催しており、高校生や大学生と同じように、体育祭や学園祭を楽しんでいます。このほか、新入生オリエンテーション(バス旅行)・芸術鑑賞会(隔年実施)・学科別講演会・1日研修(2・3年生)・社会見学旅行(4年生)・球技大会などの行事もあります。 |