電子情報工学科Department of Information and Computer Engineering

「コンピュータと未来を拓く」エンジニアへ
コンピュータや通信機器の設計開発、これらを用いた情報処理・情報通信などの技術開発に必要な電子工学・情報工学を修得するのが電子情報工学科です。電子情報工学科では、専用のサーバーに接続したパソコンを一人一台利用できる環境で、高度で専門的なプログラミング教育を行っています。
- コンピュータを使っていろいろなことをするのが好き
- コンピュータがどうやって動いているのかに興味がある
- コンピュータを使っていろいろなアイデアを実現してみたい
- コンピュータの新しいカタチを作り出したい
この学科の特徴
融合させた教育
電子情報工学科では情報工学の分野ではコンピュータをどのように動かすかというソフトウェアと、コンピュータどのように動いているかというハードウェアを学びます。これらに加えてコンピュータを応用した機器を理解する電子工学を合わせて各分野のバランスを取りながら幅広く体系的に学びます。
各種設備
プログラミングの実験実習のためのパソコンが1人1台用意され、さらにマイコンボードや論理回路実習装置もあります。電子工学関連の実験実習用の測定装置がそろえてあります。そのほか、身体の動きに関する実験に使われるモーションキャプチャ装置や、音響関係の実験のための防音室があります。
教員・技術職員
学生の授業や実験実習は企業での実務経験者を含むさまざまな背景を持つ教員が担当します。5年生で高専での学習の総仕上げとして実施される卒業研究では、各教員から直接指導を受けることができます。実験実習では豊富な経験を持つ技術職員のサポートも受けられます。

電子情報工学科
教授 市村 智康
1990年代、いわゆるインターネットと携帯電話の急速な普及により、一般家庭でも情報化が進み、コンピュータをはじめとする情報技術が大変身近な存在になりました。そして、現代、2010年代からの飛躍的なコンピュータの高性能化と低価格化により、IoTや第4次産業革命と呼ばれる情報化による技術革新の大きな波が世界を変えつつあります。
電子情報工学科は、こうした現代社会の情勢に応え、「コンピュータと未来を拓く」エンジニアの育成を目指しています。その実現のため、カリキュラムは、コンピュータの1)理論、2)ハードウェア、3)ソフトウェアを中心にバランス良く構成されています。さらに、プログラミングや論理回路設計などの実験実習を通して実践的な技術も身につけられます。
まずはスマートフォンやビデオゲームなどへの興味から電子情報工学科へ入学し、さらに次世代を変えるエンジニアを目指す、という選択肢も良いのではないのでしょうか。

電子情報工学科
4年 N.T
皆さんが電子情報工学科に抱くイメージの大半はプログラミング関連だと思います。確かに、電子情報工学科ではプログラミングの教科もありますし、図書館にもプログラミング関連の本がたくさんあるので、プログラミングを学ぶのには打ってつけだと思います。しかし、電子情報工学科は実践的なプログラミングばかりを学ぶのではありません。プログラムが動くコンピュータは、0/1の組み合わせで計算機などを作る論理回路、半導体を扱う電子回路や物理などの様々な知識が使われており、コンピュータを理解するにはこれらの学問も学ぶことが不可欠です。電子情報工学科に入学して一緒にコンピューターマスターになろう!