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2025.08.06教職員・在学生の活躍

本校専攻科生がビジネスコンテスト「ぐんまテックプランター2025」でファイナリストとして登壇し、企業賞「カネコ種苗賞」を受賞しました。

 2025年7月26日(土)、Gメッセ群馬(群馬県高崎市岩押町12-24)にてビジネスコンテスト「第5回ぐんまテックプラングランプリ」が開催されました。事前の書類選考を通過し、ファイナリストに選出された本校専攻科生の本島 琉矢さん(生産システム工学専攻1年生)が自身のチーム「あぐりテラス」の代表として登壇し、テーマ「太陽光発電で動作する水田管理IoTデバイス」に関する7分間のプレゼンテーションを行い、その内容が評価されて企業賞である「カネコ種苗賞」を受賞しました。
 本コンテストは、群馬から世界へと羽ばたく次世代技術と人材の育成を目指し、群馬県、群馬工業高等専門学校、群馬大学、前橋工科大学、地元金融機関(群馬銀行、しののめ信用金庫)、および株式会社リバネスが連携して設立した「ぐんま次世代産業創出・育成コンソーシアム」によって主催されています。研究や技術の“種”を社会課題の解決へとつなげるこの取り組みでは、未来を切り拓こうとする学生や若手研究者、起業家らによる挑戦的なアイデアが集まり、今回の第5回グランプリには約20チームがエントリーしました。その中から書類審査を経て選出された9チームがファイナリストとして登壇し、熱意と構想を込めたプレゼンテーションで審査員や来場者に向けて発表を行いました。
 電子情報工学科「電子回路・システム研究室」に所属する本島 琉矢さんは、日本政府が提唱する超スマート社会(Society 5.0)において前提とされるIoTの利活用を促進することを目的に、屋外環境における電源および通信確保の課題に着目し、低消費電力IoT向けの環境発電モジュールを開発してきました。開発したモジュールは、太陽電池を用いて発電した電力を蓄電素子に貯蔵し、IoTデバイスの動作に必要な電圧を安定化して供給するもので、これに低消費電力かつ長距離通信が可能なLoRa通信を組み合わせることで、屋外で環境発電によるエネルギー自給で稼働しながら広域へのデータ送信も実現できるIoTシステムを構成しています。本島さんは、自身の研究での取り組みを社会に役立てたいという思いから、この技術の具体的な社会実装先として農業分野に着目し、水田における水位・水温・気温の遠隔監視を行う「水田管理IoTデバイス」の提案に至りました。審査員からは厳しいコメントも寄せられましたが、農業という具体的なフィールドに応用対象を明確に定めた点が評価され、企業賞の受賞へとつながりました。(指導教員:電子情報工学科 准教授 築地伸和)

         


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