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2025.09.18お知らせ

本校教員が「ぐんま Tech EXPO 2025」にて半導体人材育成に関するセミナーに登壇しました

 令和7年9月11日(木)、Gメッセ群馬にて開催された「ぐんま Tech EXPO 2025」において、群馬工業高等専門学校は「からっ風にのせて未来へつなぐ! ~群馬高専が挑む半導体人材育成の最前線~」と題したセミナーを行いました。
 本セミナーには電子情報工学科の築地伸和准教授が登壇しました。冒頭、築地准教授はセミナータイトルに込めた思いを次のように述べました。
「北海道や九州の地で半導体人材育成が盛り上がっているが、ここ群馬の地にも半導体人材育成の熱源はある。群馬の熱を“からっ風”にのせて関東全域へ、そして日本全国へ広げていきたい」。このメッセージは、地域から全国へ挑戦を広げていこうとする本校の姿勢を象徴的に示すものとして、聴講者に強い印象を与えました。
 続いて、日本の半導体政策の動向が紹介されました。熊本県菊陽町で工場建設が進められている JASM(Japan Advanced Semiconductor Manufacturing)、北海道千歳市に拠点を構える Rapidus といった国家プロジェクト が挙げられ、日本が次世代半導体の国際競争力を回復するための取り組みが説明されました。こうした動きを背景に、半導体の人材育成が重要課題であることが改めて示されました。
 教育面の取り組みにおいては、座学にとどまらず、学生が半導体に関心を持つきっかけをつくる工夫が重要であり、その実現には産学官が連携した活動が不可欠であることが強調されました。群馬高専では、半導体企業の技術者を招いた講演会や出前授業の実施、研修旅行としての半導体工場見学などを通じて、学生の理解と興味を深める取り組みを進めています。さらに、今年度には半導体企業・群馬高専・群馬県が産学官で連携し、新たな体験型実習を展開する予定であることが紹介され、半導体に関する教育機会が一層充実していく見通しが示されました。
 また、高専間連携の取り組みも紹介されました。群馬高専は「Society 5.0 型未来技術人財」育成事業 COMPASS 5.0 半導体分野における実践校に令和7年度より採択されており、全国の高専(実践校)と連携し、拠点校を中心に全国へ展開する形で、半導体カリキュラムの点検、産学連携による講義の実践、半導体講義以外での取組、さらには実験実習環境の構築や大学との連携など、多角的な活動を進めています。これらを通じて、日本全体で半導体人材を育成する体制づくりを推進しています。
 なお、セミナー終了後には、多くの聴講者が個別に質問を寄せ、名刺交換の列ができるなど盛況を呈しました。本校の取り組みへの関心の高さが伺える場面となり、大変有意義なセミナーとなりました。

 

 

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