創立50周年記念事業の趣旨

 はじめに、3月11日に発生した東日本大震災で亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。
 今回の地震、津波そして原子力発電所の損壊により科学技術及びその管理体制に対する不信が生ずる一方、日本製品の出荷停止による世界の生産活動への影響により日本の高い技術力を再認識した方も多いことと思います。天然資源の乏しい日本では、第2次世界大戦後「ものづくり」で国を支えてきましたが、今後もその基本方針に変化は無いものと考えます。そして、「ものづくり」を支えるのは「人」であり、今後ますます世界に通用する人材の育成が求められています。

 さて、群馬工業高等専門学校は、群馬県民や産業界からの技術者養成の強い要望に応えるため、中学校卒業段階からの5年一貫教育を特色とする高等教育機関として昭和37年4月に設立され、平成24年に創立50周年を迎えます。
 国立高専の第一期校12校の内の一つとして、機械工学科・電気工学科・土木工学科の3学科でスタートしました。その後、昭和41年には工業化学科、昭和62年には電子情報工学科が増設され、数度の学科組織の改組を経て、平成15年度以降現在の5学科(機械工学科・電子メディア工学科・電子情報工学科・物質工学科・環境都市工学科)の体制となっております。
 また、平成7年度に本科卒業生を対象とした生産システム工学専攻及び環境工学専攻からなる入学定員20名の2年制の専攻科が設置され、現在、本科生・専攻科生1,100余名と教職員120余名が在籍しております。平成23年3月末の時点で、本科卒業生6,920余名及び専攻科修了生530余名を社会に貢献する人材として送り出してきました。

 本校は、豊かな教養と高度の専門技術を身につけた視野の広い科学技術者を育成するため、専門科目においては理論とともに実験・実習・設計製図などの実技を重視し、人間形成という観点から一般科目にも力を入れ、一学級40人の少人数の編成で教員と学生の緊密な触れ合いを図り、学習面のみならず生活面にも行き届いた指導を行って参りました。また、専攻科においては、5年間の学科教育の基礎の上により深く高度な工学に関する学術を教授研究し、今日の先端産業技術が必要とする実践的・創造的な技術者の育成に心血を注いで参りました。
 更に、群馬県地域の高等教育機関として、地域産業界や地方公共団体等との産学官連携により、技術開発及び技術交流の促進や人材育成等の連携強化に取り組んで参りました。

 創立50周年という節目を迎えるにあたり、本校のこれまでの輝かしい伝統と歴史を継承しながら、新しい時代の要請に応えるべく、世界に通用する有為な人材育成に向けて、創立50周年記念事業実行委員会を組織し、次のような記念事業を計画・推進することとしました。

  1. 海外研修等支援基金の創設
  2. 正観寺沼(西湖)の環境整備
  3. 青少年科学技術啓発用ロボットの製作
  4. 記念碑・記念品等の作成
  5. 五十年史の刊行
  6. 記念式典及び講演会等の開催

 そして、これらの記念事業遂行のため、募金活動を展開することといたしました。震災の影響により多事多難な状況とは存じますが、募金の趣旨にご理解とご賛同を頂き、何卒、格別のご協力とご支援を賜りますよう衷心よりお願い申し上げます。

  平成23年6月吉日
  
  独立行政法人国立高等専門学校機構 群馬工業高等専門学校
   創立50周年記念事業実行委員会 委員長  竹本 廣文
  
                   賛同者  細谷  功(群馬高専同窓会会長)
                   賛同者  中里 嘉吉(群馬高専後援会会長)
                   賛同者  魵澤 恭一(群嶺テクノ懇話会会長)


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